エケベリアの原生地は広範囲にわたるので、性質も多種多様です。
一般的に葉が薄いものは夏型、葉が厚いものは冬型と考えてください。
ただし、夏は薄く冬は厚くなるものも多々あるので、それらは冬型と考えてください。
ここでは一般的な冬型の育て方をご紹介します。
夏型は半年遅れる形で育ててください。(X春夏秋冬、O秋冬春夏)
春:成長も終盤、花がたくさん咲く季節です。
水は5月までは普通にあげましょう。
花芽は種を取る予定がないなら、早めに切り取り株の負担を少なくします。
切り取った花は水につけておけば、ひと月くらいは切花で楽しめます。
夏:暑くなり、だれてくる季節です。
葉が薄く広がり、水分を発散するようになります。
涼しく管理し、水やりはほとんどあげません。
秋:成長を再開する季節です。
徐々に水やりをはじめますが、9月は少なめに10月からは普通にあげましょう。
月一回ほど、底から水が滴るまでたっぷりとあげます。
出来ればこの時期に植え替えしますが、忙しいときは土をほぐして水の通りを良くするだけで成長が断然良くなります。
冬:耐え忍ぶ季節です。
寒さに備え葉が厚くなり古葉が枯れますので、古葉は整理したほうが水やりは楽です。
また古葉には害虫も隠れていることが多いので、こまめにチェックしてください。
葉がきれいに色づく品種も多いですが、本当はストレス色で好ましい状態ではないのです。
ただ、色づくくらいに管理したほうが自然ですので、加温は極力避けて栽培しましょう。
エケベリアは水やり回数は少なめに、あげるときはたっぷりとが基本です。
春までに十分な育成をし、夏は涼しく放置できるような管理が失敗しないです。
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